2026年3月30日更新
こんにちは。SnapGadget、運営者の「すながじぇ」です。
ANA等の飛行機に乗る際、「このモバイルバッテリーは機内に持ち込める?」「預け荷物に入れても大丈夫?」「機内でスマホを充電していい?」と迷う人は多いはずです。モバイルバッテリーは便利な反面、リチウムイオン電池を使うため、航空機内では安全上のルールが厳しく定められています。
この記事では、ANAの現行案内に加え、2026年4月中旬から予定されている新ルールも踏まえて、機内持ち込みの可否、預け荷物に入れられるか、容量制限(Wh)、個数制限、そして機内での取り扱いまで分かりやすく解説します。4月中旬以降は、従来と比べて持ち込み個数が厳しくなり、機内での充電も禁止される予定なので、出発前の確認がこれまで以上に重要です。
さらに、海外路線での持ち込み規制の違いや、万が一飛行機に預けてしまった場合の対処法、安全なパッキングのコツ、機内で充電はできるのかという疑問、そして発火・故障した場合の対応方法、その他電子機器の持ち込み比較まで、あらゆる情報を網羅しました。この記事を読めば、旅行前の失敗や後悔を未然に防ぎ、安心して空の旅の準備を進められます。
- ANAのモバイルバッテリー持ち込み可否と容量制限
- 預け荷物に入れられない理由と注意点
- 2026年4月中旬から予定されている新ルール(1人2個まで・機内充電禁止)
- 保安検査や機内でトラブルを避けるための扱い方
モバイルバッテリーのANA機内ルールの基本について

- ANAの機内に持ち込める?最新規定
- 預け荷物に入れられる?注意点
- 容量制限(Wh)と確認方法
- ANA公式サイトでの持ち込みルール
- その他電子機器の持ち込み比較
ANAの機内に持ち込める?最新規定

モバイルバッテリーは、ANAの国内線・国際線ともに機内持ち込みは可能ですが、受託手荷物として預けることはできません。これは、モバイルバッテリーに使われているリチウムイオン電池が、衝撃や損傷などによって発熱・発火するおそれがあり、万が一の際に客室内で速やかに異常へ気づけるようにするためです。
さらに、国土交通省は2026年2月27日、4月中旬から適用予定の新基準案として、機内に持ち込めるモバイルバッテリーを「1人あたり2個まで(160Wh以下に限る)」とする方針を公表しました。これまでANA案内では、100Wh以下は20個まで、100Wh超160Wh以下は2個までとされていましたが、4月中旬以降はより厳しい運用になる見込みです。
そのため、2026年4月中旬以降にANAへ搭乗する場合は、「持ち込めるかどうか」だけでなく「何個持っていくか」まで事前に確認しておく必要があります。小型のモバイルバッテリーを複数持ち歩いている人は特に注意しましょう。
預け荷物に入れられる?注意点

モバイルバッテリーは、ANAでも受託手荷物への収納が禁止されています。スーツケースやキャリーケースに入れて預けることはできません。このルールは現行でも4月中旬以降の新ルールでも変わらない、最重要ポイントのひとつです。
この規則は、モバイルバッテリーのような「予備電池」に適用されます。一方で、スマートフォンやノートパソコン、デジタルカメラなど、機器に「内蔵されている電池」は、特定の条件下で預け荷物に入れることが可能です。その条件とは、機器の電源を完全にオフにし(スリープモードは不可)、偶発的な作動や損傷を防ぐために頑丈なスーツケースに入れ、衣類などで保護することです。
一方で、スマートフォンやノートパソコンのように電池が本体に内蔵されている電子機器は、条件付きで預けられる場合があります。電源を完全にオフにし、偶発的な作動や損傷を防ぐ措置が必要です。モバイルバッテリーのような予備電池単体とは扱いが異なるため、同じ感覚でスーツケースに入れないよう注意してください。
また、ANAではワット時定格量(Wh)が不明なモバイルバッテリーは持ち込み不可と案内しています。表示が薄れていたり、ラベルが読めなかったりする製品は、出発前に必ず確認しておきましょう。
| 品目 | 機内持ち込み | 受託手荷物(預け入れ) | 主な条件・制限 |
| モバイルバッテリー/予備電池 | 可 | 不可 | 容量・個数制限あり。短絡防止措置が必須。 |
| スマートフォン(電池内蔵) | 可 | 可 | 預け入れ時は本体電源を完全にOFFにし、保護措置が必要。 |
| ノートパソコン(電池内蔵) | 可 | 可 | 預け入れ時は本体電源を完全にOFFにし、保護措置が必要。 |
| ワイヤレスイヤホンと充電ケース | 可 | 可 | 預け入れ時は電源OFFと保護措置が必要。 |

容量制限(Wh)と確認方法
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ANAを含む航空会社では、モバイルバッテリーの容量をWh(ワット時定格量)で判断します。Whはバッテリーが持つエネルギー量を示す基準で、機内へ持ち込めるかどうかを決める重要な数値です。
本体やパッケージにWh表示がない場合は、次の式で計算できます。
ワット時定格量(Wh) = 定格電圧(V) × 定格容量(mAh) ÷ 1000
一般的なモバイルバッテリーは3.7V前後のものが多く、たとえば10,000mAhなら
3.7 × 10,000 ÷ 1000 = 37Wh
となり、容量面では基準内です。
ただし、4月中旬から予定されている新ルールでは、160Wh以下でも持ち込み個数は1人2個までになる見込みです。今後は「Whが基準内か」だけではなく、個数も同じくらい重要になります。
なお、ANAではWhが不明なモバイルバッテリーは持ち込みできません。表示が確認できない古い製品やノーブランド製品は、保安検査で止められる可能性があります。

ANA公式サイトでの持ち込みルール

ANA公式サイトでは現在、予備のリチウムイオン電池として、100Wh以下は1人あたり20個まで、100Wh超160Wh以下は2個まで、160Wh超は持ち込み不可と案内しています。また、モバイルバッテリーは受託手荷物に入れられず、機内持ち込みのみ可能です。
| 区分 | 4月中旬から予定される新ルール |
|---|---|
| 持ち込み可否 | 機内持ち込みのみ可 |
| 預け荷物 | 不可 |
| 持ち込み個数 | 1人2個まで |
| 容量制限 | 160Wh以下のみ可 |
| モバイルバッテリー本体への充電 | 機内では禁止予定 |
| モバイルバッテリーからスマホ等への充電 | 機内では禁止予定 |
| Wh表示が不明な製品 | 持ち込み不可 |
| 段階 | ワット時定格量(Wh) | 目安の容量(mAh) | 機内持ち込みの可否と条件 |
| 段階1 | 100Wh以下 | 約27,000mAh以下 | 持ち込み可(1人あたり合計20個まで) |
| 段階2 | 100Whを超え160Wh以下 | 約27,000mAh超~43,000mAh以下 | 持ち込み可(1人あたり2個まで) |
| 段階3 | 160Whを超えるもの | 約43,000mAh超 | 輸送不可(持ち込み・預け入れともに不可) |
一方で、国土交通省は2026年2月27日に、4月中旬から適用予定の新基準案として、モバイルバッテリーの持ち込みを「1人あたり2個まで(160Wh以下に限る)」とする方針を公表しました。さらに、航空機内においてモバイルバッテリーへの充電をしないこと、航空機内においてモバイルバッテリーから他の電子機器への充電をしないことも示されています。
そのため、これから4月中旬以降に搭乗する人は、従来の「100Wh以下なら20個まで」という基準だけで判断しないよう注意が必要です。最新のANA案内と国土交通省の公表内容をあわせて確認するのが確実です。
その他電子機器の持ち込み比較

モバイルバッテリー以外のリチウムイオン電池を内蔵した製品にも、それぞれルールが定められています。特に注意が必要なものをいくつか紹介します。
電子タバコ・加熱式タバコ
電子タバコ本体やその予備バッテリーは、機内持ち込みのみ可能です。受託手荷物として預けることはできません。また、他の乗客への影響や火災のリスクを考慮し、機内での使用はもちろん、本体やバッテリーを充電することも固く禁じられています。
スマートバゲージ
スーツケース自体にGPS機能や充電機能が付いたスマートバゲージは、内蔵されているリチウムイオン電池の取り扱いが鍵となります。
- 電池が取り外せないタイプ: この場合、そのスーツケースは機内持ち込み・預け入れともに一切できません。輸送自体が禁止されています。
- 電池が取り外せるタイプ: 電池を取り外し、その電池を機内持ち込み手荷物として客室に持ち込むのであれば、電池が取り除かれたスーツケース本体のみを預け荷物として預けることができます。
購入を検討する際は、電池が取り外し可能なモデルを選ぶことが非常に大切です。

モバイルバッテリーのANA機内ルールの知識

- 安全な持ち運びを実現するパッキングのコツ
- 機内で充電はできる?4月中旬からの新ルールに注意
- 海外路線での持ち込み規制の違い
- もし飛行機に預けてしまった場合の対処法
- 発火・故障した場合の対応方法
- 安全な旅のためのモバイルバッテリーANAルール
安全な持ち運びを実現するパッキングのコツ

モバイルバッテリーを安全に機内へ持ち込むためには、輸送中の「短絡(ショート)」を防止する措置が義務付けられています。短絡とは、バッテリーの金属端子部分が、バッグの中の鍵や硬貨、アクセサリーといった他の金属製品と接触し、電流が流れて発熱・発火する現象です。
これを防ぐための具体的なパッキング方法は以下の通りです。
- 購入時に入っていたプラスチックケースや小売り用のパッケージに収納する。
- USBポートなどの金属端子部分に、絶縁性のテープ(セロハンテープやビニールテープなど)を貼って保護する。
- モバイルバッテリーを一つずつ、個別のプラスチック袋や、布製の保護ポーチに入れる。
これらのいずれかの方法で必ず保護してください。特に複数のバッテリーや電子機器を一つのバッグに入れる際は、中で動いて互いに接触しないよう、ポーチなどで仕分ける工夫が有効です。また、保安検査をスムーズに通過するために、PCなどと同様に、モバイルバッテリーも手荷物からあらかじめ取り出して別のトレーに置くと、検査員が容量表示を確認しやすくなります。

機内で充電はできる?4月中旬からの新ルールに注意
2026年4月中旬から予定されている新ルールでは、機内でモバイルバッテリーを使った充電はできなくなる見込みです。 具体的には、モバイルバッテリーからスマートフォンなど他の電子機器への充電と、機内電源からモバイルバッテリー自体への充電の両方が禁止対象として示されています。
これまでANAでは、モバイルバッテリーを座席上の収納棚へ入れず、お手元や座席前ポケットなど常に確認できる場所に保管すること、また充電する場合も常に確認できる場所で行うことを案内してきました。
ただし、4月中旬からの新基準案では、監視しながら使えばよいという考え方から一歩進み、そもそも機内での充電自体をしない方向へ見直される予定です。搭乗前にスマートフォンやタブレットを十分充電しておき、機内ではモバイルバッテリーに頼らない前提で準備しておくと安心です。
海外路線での持ち込み規制の違い

ANAのモバイルバッテリーに関する規定は国内線・国際線で共通ですが、国際線を利用する際には、もう一つ注意すべき点があります。それは、目的地の国や経由地の空港当局が、独自のさらに厳しい規則を設けている可能性があることです。
例えば、中国の空港では、バッテリー容量の表示が明確でないものや、安全基準を満たすことを示す「CCCマーク」がないものの持ち込みが厳しく制限されるケースが報告されています。ANAのルールはクリアしていても、現地の保安検査で没収されてしまう可能性があります。
したがって、国際線、特に乗り継ぎがあるフライトを利用する場合は、ANAの規定だけでなく、渡航先・経由地の国の航空保安規則についても事前に調べておくと、より安心して旅行の準備ができます。また、ANAが運航する便ではなく、他社が運航するコードシェア便に搭乗する場合は、原則として実際に搭乗する運航会社のルールが適用されるため、そちらの規定を確認することが大切です。
もし飛行機に預けてしまった場合の対処法

うっかりモバイルバッテリーを預け荷物の中に入れたまま、空港のカウンターで預けてしまった場合、どうなるのでしょうか。
多くの場合、X線による保安検査の段階で係員によって発見されます。その際は、空港の館内放送で名前が呼び出されるか、搭乗ゲートで係員に声をかけられ、スーツケースを開けて該当のバッテリーを取り出すよう指示されます。この手続きには時間がかかり、フライトの出発時刻が迫っている場合には、乗り遅れの原因にもなりかねません。
万が一、保安検査をすり抜けて貨物室に運ばれてしまった場合、飛行中に発火するリスクを抱えたまま飛行することになり、非常に危険です。もし搭乗後に預け荷物に入れてしまったことに気づいた場合は、速やかに客室乗務員にその旨を申告してください。荷物を準備する段階で、モバイルバッテリーは必ず機内持ち込み用の手荷物に入れる、ということを徹底するのが最善の対策です。
発火・故障した場合の対応方法
可能性は低いものの、もし機内で使用しているモバイルバッテリーに異常が発生した場合の対処法を知っておくことは、自分自身と周りの乗客の安全を守る上で非常に重要です。
注意すべき異常の兆候は以下の通りです。
- 触ると異常に熱い
- バッテリーのケースが膨張している、変形している
- プラスチックが焼けるような異臭がする
- バッテリーから煙が出ている
これらの兆候のいずれか一つでも感じたら、ためらうことなく、直ちに近くの客室乗務員に知らせてください。乗客自身で対処しようとせず、専門の訓練を受けた乗務員に任せることが最も安全です。ANAの航空機には、万が一の発火・破裂に備え、バッテリーを安全に封じ込めるための特殊な耐火バッグ(Fire Resistant Bag)が搭載されています。速やかな報告が、被害を最小限に食い止めるための鍵となります。
モバイルバッテリーのANA機内ルールの知識について総括
ANAでは、モバイルバッテリーは機内持ち込みのみ可能で、預け荷物には入れられません。また、容量はWhで管理され、160Whを超えるものは持ち込み不可です。現行のANA案内では100Wh以下は20個まで持ち込み可能ですが、国土交通省は2026年4月中旬から、160Wh以下のモバイルバッテリーを1人2個までに制限し、機内での充電も禁止する新基準案を公表しています。
これからANA便を利用する人は、これまでのルール感覚のまま準備せず、個数・容量・機内での使い方をあらためて確認しておくことが大切です。特に4月中旬以降は、機内でスマホをモバイルバッテリーから充電する前提ではなく、搭乗前に十分充電しておくことを基本に考えましょう。
- モバイルバッテリーは預け荷物には絶対に入れない
- 持ち込みは機内手荷物として客室に携帯する
- 容量(Wh)が不明または表示のないものは持ち込み不可
- 持ち込める容量は160Wh以下に限られる
- 100Whを超える場合は1人2個までの個数制限がある
- 一般的なスマホ用バッテリーは100Wh以下で20個まで可能
- 予備電池は短絡防止のため個別に保護する
- 購入時のケースや専用ポーチの活用が推奨される
- バッテリーの異常を感じたらすぐに客室乗務員へ報告する
- 国際線では渡航先の国の規則も確認しておく

